ユルゲン シャンツ氏

概要

ユルゲン シャンツ氏の才能は、明らかにナイフ作りと言えるであろう。
ゲゼレ(見習い工)の終了試験の時に造ったMalayischer "Kris" で当時21歳の彼はもはや成功を手にしていた。
この作品が1992年にドイツの職人技能国民的栄誉賞を受賞したことがきっかけとなり刃物機械工マイスターへの試験へ早々に踏み出せることとなった。
彼は、この高いハードルも問題なしにこなしていったという。
彼が情熱をささげるもう一つのものがある。「日本刀」の製作だ。
現在は、数々のナイフの作成をしながら、かたわらで手間のかかる和式刀剣「Katana」やその他さまざまな伝統的刀剣の作成もしている。
彼のところへ来るお客様は、主に趣味のハンターが多いのだが、ナイフのコレクターや刀剣ファンも多い。


実は彼は今すでにモンゴルの王Ganjuuryn Dschero Khanの宮廷御用達なのだ。
先祖代々の歴史をたどればあの伝説的なジンギスカンにさかのぼる家系だ。
そのほか王室といえばBahreinで、高名たる顧客一人に数えられる。
刀剣とアクセサリーナイフのほかにさまざまな実用的ナイフ、一風変わった短刀やゴージャスなキッチン包丁などまで製作可能だ。
折りたたみナイフは、ライナーロックとバックロックシステムのものが中心で、スクリームショウは、ラルフ ザルツマンとアティラ ハーマットとのコラボレーションを行っている。
宮廷からの依頼を受けるほどの技術を持ちながら、価格の方はナイフの初心者が購入しやすいようにとリーズナブルな価格になっているのが魅力である。
ユルゲン氏の作品はFlickrで写真を見ることができます。
ぜひ一度ご覧ください。