その他の職人たち

ロバート カウフマン氏 概要

芸術家、南ドイツMemmingenメミンゲンに生まれる。
古典派産業機械工を学んだ後、一時ドイツで就職したもののすぐに北欧のラップランドへ移住し、二年を過ごす。

以前より刃物に魅了されていたのがきっかけで、ナイフメーカーとして活動することを決断。
祖国ドイツに帰国後、伝統的な北欧スタイルの刃物作りに専念する。
ただし材料は、北欧ナイフ典型の鹿角、木や彫刻だけでは満足いかず、自分なりのさまざまな材料を取り入れさらに芸術性の高い物を追求。
自分で鍛冶場に入り、いかに納得の行くダマストブレードを作るかの技術研究も熱心である。
彼のそういった経験が、オリジナルの作風を生み出している。

1994年にナイフメーカーとして名が知られるようになってからは海外からも注文が来るようになる。
現在、彼は南ドイツのWurzach郊外に家族四人で暮らしている。


ギュンター ミルコ氏 概要

1972年 ドイツに生まれる
1999年 マイスターのもとで鍛冶修行開始
2000年 鍛冶場を造り、技能コンテスト出品
2002年 実力を認められ、市民イベントにて鍛冶実演始める
2003年 伝統的な作業機械を集め、旧鍛冶博物館を自分の作業場にリフォーム、アトリエをハンマーシュミ―デ(ハンマー鍛冶屋の意)と命名し、生きた博物館として市民がいつでも見学できる鍛冶場にしダマスカス刃物の作成を始める
2004年 熟練職人のもとでダマスカス刃物製作の技術を磨く
2005年 ハンマーシュミ―デ」に昔の良い機械を追加し、よりオリジナルに近い鍛冶場に再リフォーム
2006年 利き手の肘にがん発症、家族と優秀な医師たちの支えにより手術を乗り越える
2007年 82歳の斧職人のもとで19世紀のさまざまな斧について修行し、腕を磨く
2009年 土木作業道具やオリジナル鉄製フライパンの製造開始
メタルアート、ダマスカスアクセサリーの製作も意欲的に行っている